- 両国眼科クリニック 日本での角膜移植手術、日帰り白内障手術を実現 -

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  • 角膜移植手術について 角膜移植手術について
    手術はどのようなことを行うのですか?
    角膜移植手術前の状態 角膜移植手術後の状態
    手術前 手術後
    麻酔・消毒の後に、円形に角膜を切開して角膜全層を打ち抜き、その後、ほぼ同じ大きさに切ったドナー角膜を、 非常に細い糸で縫い合わせます。厚みが0.5‐0.6ミリ程度で直径7〜8ミリの角膜を扱う大変細かい手術ですので、 すべて手術用の顕微鏡を使用して行われます。。

    麻酔はどうするのですか?また、手術室ではどんなことに気をつければよいのですか?
    角膜移植手術風景麻酔は“球後麻酔” と呼ばれる局所麻酔で行います。球後麻酔は眼球の周囲に麻酔薬を2-5ccほど注射する方法です。注射する 瞬間は通常の注射程度の痛みがありますが、すぐに麻酔が効いて痛みは感じなくなります。眼球はご自分では 動かせないようになります。手術の間は、医師が器具を使ってまばたきをしないようにいたしますので、ご自分 では何もしなくても結構です。 その後“バルーン”と呼ばれる小さな重りを眼の上に乗せ、10-15分ほど 圧迫して麻酔が効くのを待ちます。その後、消毒薬で眼の周りを消毒します。この後は、不潔になるのを防ぐため、 顔の近くに手を持っていかないようにしていただきます。消毒の後、きれいな布を顔にかけて、いよいよ手術の 準備完了です。

    【手術時間はどのくらいですか?また、手術中はどんなことに気をつければよいでか?】
    手術時間は、角膜移植の種類や同時に行われる処置の有無によって大きく変わります。 角膜移植のみの場合は30-50分ぐらい要します。実際には手術の前に準備や麻酔・消毒などに時間がかかりますので、 上記の時間に約30分くらい多めに考えておいてください。

    【手術のときは痛みますか?】
    手術中は、麻酔をしているので痛むことはありません。手術後数時間して、麻酔が切れてくると、痛みが出てくる 場合があります。その程度は人によってかなり違いがあるようです。痛みが出てきた場合にそなえて、手術後に痛み 止めをお渡しするようにしています。

    【手術の後の診察はどうなりますか?】
    手術後は症状が落ち着くにしたがい、1回/週 1回/月というようにだんだん診察日の間隔があいていきますが、 眼科への通院は必要です。
    【点眼の重要性についての論文】
    *島崎潤. 角膜移植・眼表面再建術後の免疫抑制.眼科手術 2000;13:183-187.

    【手術の後の生活では、どのような事に気をつければいいのですか?】
    移植した角膜片は、大変細い糸で縫い合わせているので、手術後しばらくは衝撃に非常に弱い状態です。 不用意に人の手があたったり、強くこするだけで傷口が開く可能性があります。眼をぶつけないようにしましょう。
    もう一つ気をつけていただくことは、「不潔にしない」ということです。手術後にバイキンが目にはいって感染を 起こすと、失明につながる場合もあります。ほこりっぽいところへの外出などはしばらく控えてください。
    それから何といっても「定期的に目薬をつけ、通院すること」が重要です。角膜移植は、退院したからもう安心、 というものでは決してありません。最後に最も重要なのは、「異常を感じたらすぐに眼科に連絡を取ること」です。 術後の合併症は、早い時期に適切な治療を行えば回復できるものがほとんどです。おかしいと思ったら、放って おかずに当院か、近くのかかりつけの先生の診察を受けてください。

    【手術後どのような症状に気をつけなくてはいけませんか?】
    最も重要な症状は、急激な視力低下です。術後しばらくは、見え方が日によって違ったり、一日のうちでも光の 加減などによって変わることは、正常でもよくあります。しかし、半日以上かすんだり、どんどん悪化するときは、 重篤な合併症の拒絶反応の可能性の象徴である可能性が強いので、なるべく早く診察を受けるか、ご連絡下さい。

    【拒絶反応について】
    拒絶反応とは、移植された角膜を排除しようとする体の働きです。角膜移植の場合は、 手術後3―6ヶ月くらいしてから発症することが多いのですが、1年以上経ってから発症することもあります。 症状は、ぼやけて見えるなどのことが多く、それ以外に目の充血や軽い痛みを伴うこともあります。拒絶反応の 起こる確率は、元の疾患によって変わります。発生率は15%くらいという報告が多いのですが、円錐角膜の 場合にはもう少し低い発生率です。角膜内に血管が入っていたり、前に角膜移植をした場合には拒絶反応の危険 性が高くなります。拒絶反応が起こった場合には、一刻も早く治療を始めることが重要なので、なるべく早く 診察を受けるようにして下さい。程度が強い場合や、通院がむずかしい場合には入院加療をおこないます。
    一般的にきちんと治療をおこなえば、拒絶反応の約3分の2は、薬によって元に戻すことが出来ると言われています。 また、半数近くのケースは、点眼を自己中止した症例や、切れたり弛んだ糸をそのままに放っておいた症例である という報告もあり、点眼と通院の指示はきちんと守って下さい。角膜が透明性を保っている確率ですが、拒絶反応が 起きにくいグループでは5年で75%、10年で65%(円錐角膜では90%以上の透明維持率があります)、 拒絶反応を起こしやすいグループでは5年で50%、10年で40%という報告があります。
    【日帰り手術について】
    当院では日帰りの角膜移植をおこなっています。入院でなくとも手術は可能なものですが、入院をご希望の方でも、また角膜移植が可能な眼なのかという診察だけでもかまいませんので、一度ご相談ください。(院長の診察日あるいは金曜日午前の移植外来へ)
    【日帰り角膜移植についての論文】
    *石岡みさき、深川和己、榛村重人、島崎潤、坪田一男. 角膜移植の日帰り手術.
    あたらしい眼科 2000;17:1571-1573.
    *石岡みさき、深川和己、榛村重人、島崎潤、坪田一男. 日帰り角膜移植の患者満足度.
    臨床眼科 2001;55:293-296.

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